1945年7月Atlantic Monthly誌に発表されたVannevar Bushの論文"As We May Think"や、Steve Jobsが後にMacintoshに採用するに至ったとされるXerox PARCでの"Alto"のGUI、そしてTime Sharing Systemなど、多くの技術は「人間の知的能力の増大」という共通のコンテキストの元に作られてきました。

 そして今日、コンピュータ・ネットワーク技術のひとつの結実として「World Wide Web」が誕生し、我々は多くの恩恵を得ています。個人から政府、論文からゴシ ップに至るまで、人々は今までとは比べものにならないほど容易に情報を発信し、検索し、閲覧することができるようになりました。 しかし、我々は何のために「知的能力の増大」を希求してきたのでしょうか?


何のための知的能力増大なのか?

 我々は現在のWebはいわば「知るWeb」「探すWeb」であると考えます。 検索エンジンは非常に大きな役割を果たしています。ほとんどのユーザーが検索エンジンを日常的に利用し、何かを探しています。その結果、ユーザーのネット上での活動は、「探す」ことや「知る」ことに大きな時間が裂かれています。 しかしユーザーは、単に物知りになりたいがために、日々ネットで情報を探しているのでしょうか?


一人ひとりの「解決」と「実現」

 我々は、「知ること」「探すこと」は、本来何かの目的のための手段です。その何か・・・それは「実現」ではないのかと我々は考えます。 人々は個人の小さな欲求や問題から、人生における壮大な夢まで、何かを「実行したい!」「実現したい!」「解決したい!」ために、ネット上で何かを探し、知ろうとしているのではないでしょうか?

 我々FreeGeneは、次世代のWebとして「実現するWeb」を掲げ、その【実現】に向けて進んでいきます。「実現するWeb」は、もはや情報の「巣(Web)」ではなく、「機能(Function)」と言えるでしょう。一人ひとりが持つ、さまざまな大きさの夢や問題。それらの実現や解決に、より直接的に機能するWebを実現していきます。


実現するWebのための「参加型アーキテクチャ」

 一人ひとりのユーザーが、いかに簡単に

  • - 自分の夢や問題意識を発信できるか。
  • - 共通の夢や問題意識を他のユーザーと共有・共感できるか。
  • - その夢の実現、問題の解決に向かって行動に踏み出せるか。
  • - お互いに実現、解決へコラボレーションできるか?
  • - コラボレーションの成果を享受、実感できるか。

 「実現するWeb」へ向けた我々のアーキテクチャは、「参加型」を最大の特徴とします。今まで、Webというグローバルなデータベースの一つの点であったひとつひとつのノード、すなわち一人ひとりのユーザーが、お互いに「機能」しあうためには、一人ひとりが、いかに積極的に「参加」できるかがポイントとなります。


 FreeGeneは、人と人の多様な絆を作り、「参加し」そして「実現するWeb」を通じて人類と社会に貢献することを最大の目標としています。 目標に向かって、一歩一歩、皆様に魅力的なソリューションを提供し、一人ひとりのお客様、パートナー企業の皆様、そして我々社員一人ひとりが、一歩一歩何かを「実現」できるように、邁進していく所存です。


 これまでの多くの皆様のご支援・ご協力に深く感謝申し上げますとともに、今後も変わらぬご支援・ご協力を賜りますよう宜しくお願い申し上げます。



代表取締役 The Innovation Champion
枷場 博文

代表取締役 The Intelligence Champion
博士(政策・メディア)
福原 義久

FreeGene株式会社一同


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